第22回『恋するリベラーチェ』

この動画の曰くは2000年代半ばにまで遡ります。『ジミー・キンメル・ライブ』の司会者であるジミー・キンメルが必ず「ごめんなさい、時間がなくなったのでマット・デイモンの出番はカットになりました」といいながら番組を閉めるというギャグがあり、2006年についにマット本人が出演した時も、キンメルは延々とマットの経歴を並べ続けてやっとマットが出てきたところで時間切れという仕打ちをやってのけたところから全面戦争が始まったわけです。まあその後もキンメルのマットに対する仕打ちはひどいもので、そして2008年に作られたのが上記の激バカ動画。キンメルの恋人であったコメディエンヌのサラ・シルバーマンが、もじもじと勿体ぶったあとやおら「私マット・デイモンとヤッてるの!」と歌い出すというもので、英語が分からなくてもマットのキレキレっぷりだけは十分に伝わってくるはずです。この動画を見れば、マットがおバカなオカマちゃんの役すら受け入れられる巨大すぎる懐を持っていることが分かるでしょう。

ちなみにこのキンメル対マットの確執は2014年現在も続いており、その全容を見たい方はコチラのページで詳細を確認していただけます。

と、マットに対する熱い思いを吐露したところで今回は終わりにしたいと思います。特に好きってことはないはずなんですが、好きなのかもしれません私。『恋するリベラーチェ』はツタヤオンリーのDVDだった気がします。ツタヤじゃないところに行ってみて、結果をメールしていただけると幸いです。

松下祥子@猫手舎
ほぼWEB専業コピーライター兼ライター。大手検索サイトでのWEBマガジン立ち上げを経て独立、ポータルサイトでのコミックレビューコンテンツをはじめ、WEBサービスのブランディングや広告にこまごまと参加。執筆の得意分野は映画、ドラマ、本、旅行、オカルト、犬、昼寝などなど。