第24回『推奴ーTHE SLAVE HUNTERー』

これも韓国風?オンニョンのおっぱい騒動

このドラマのヒロイン、オンニョンを演じましたのは、抜群のスタイルを誇るイ・ダヘ。『推奴』はスタートから人気も評価も非常に高かったのですが、そんななか、たった一人大ブーイングを浴びてしまいました。その名も「イ・ダヘのおっぱいモザイク論争」

きっかけは、男に変装して逃亡中、女であることがバレて襲われるシーンでした。3人組に羽交い締めにされて、胸元を剥かれて、胸の上部がはだけてキャーっ。初(上だけ)おっぱいです。てか肩?そしたら視聴者から驚くほど苦情が殺到した。「子どもと一緒に見てんのに、何やらしいもん見せてくれてんだ!」と。で、次の上おっぱいシーンがどうなったかというと、何故かモザイク処理。局部も乳首も著作権侵害物も出ていない画面にモザイクが入るという異例の事態となりました。そしたらそれにもまた大ブーイングで、イ・ダヘ個人に対するバッシングにまで膨らんだと。三度目はもう開き直ったのか、谷間までばっちり出しちゃいました。やっぱり何もかも極端ですね。お国柄なのかな?

そもそもこんな大騒ぎになったのは、イ・ダヘの「演技」、というか「顔」への批判が最初からあったせいと思われます。彼女の顔は、奴婢を演じている時も、男装して山を逃げている時も、手はあかぎれていても顔だけはピッカピカの女優肌。汚れひとつないのです。他の奴婢がこういう感じなのを考えると、オンニョンは明らかに浮いている。演技以前に、顔に対する執着の強さが視聴者の反感を買ったのです。

そもそもイ・ダヘは顔の変貌が激しい女優。スタイル抜群ですごく美しいですが、ミスコリアとなった時の写真からすると完璧に別人。その後も崩壊しかかってはお直しを繰り返し、現在はさらにお顔が進化しています。こんなだからこそ、顔を汚す汚さないで炎上しちゃったんでしょうね。

色々書いてきましたが、このドラマが本当に、最高にいいのは最終回。泣くか泣かないかはさておき、強烈に印象に残ることだけは保証します。私は泣きました。泣きつかれて途方に暮れて、もう寝ようと思っても思い出し泣きするからまた最終回観はじめちゃうぐらいに。過去観た韓国ドラマで2番目に泣いた最終回でした。いい涙か悲しい涙かは敢えて書きませんが、その辺気になる方は、動画が消される前にこちらから急ぎ足でチェック!

※おまけ
韓国時代劇での追跡劇は今のところこの『推奴』が最高ですが、映画界では常に捕まるギリギリを逃げまくる『哀しき獣』がキングです。

松下祥子@猫手舎
ほぼWEB専業コピーライター兼ライター。大手検索サイトでのWEBマガジン立ち上げを経て独立、ポータルサイトでのコミックレビューコンテンツをはじめ、WEBサービスのブランディングや広告にこまごまと参加。執筆の得意分野は映画、ドラマ、本、旅行、オカルト、犬、昼寝などなど。