何故韓流スターの前髪は分厚くて斜めなのか?
斜めで分厚い前髪というとぱっと思い浮かぶのはチャ・スンウォンというおじさん俳優です。ゴン太眉毛のモサい俳優だったんですけど、ある日突然イメチェンしましてね。眉毛がきゅんと細くなって前髪がぶ厚く垂れてかしいじゃった時はその異様さに度肝を抜かれました。しかしその頃から「花中年」とか「ファッショニスタ」と呼ばれるようになり、つまりおじさんの斜め前髪ですら韓国じゃ超おしゃれだったんです。
日本でも随分前に若い男子の前髪が斜めになっちゃったことがありますね。そのブームは割とすぐ終わったんですが、小顔効果のせいか韓国ではそれがずーーーっと愛されていて、やっと最近チャ・スンウォンも前髪を上げて眉毛も太くなってきたのに特におしゃれじゃないスヒョン君の前髪は今ごろになって厚く垂れちゃった。さらにたちが悪いことに、最近の流行は厚い前髪が斜めじゃなくてまっすぐになってきたのがもう、きのこかよと。
チャームポイントのいも虫眉毛が隠れると、彼は顔が地味すぎてなんかもうよく分からないのです。それでも好きですよ。おばちゃんの胸は童顔と正反対の硬派な演技がドかわいくてキュンキュンです。しかし彼のアジア戦略のルックスがまるで往年の香港俳優のようで、ここまで来るとさすがに心が離れそうなんです。前髪は上げてくれたんですがね……
なんかドーランを厚塗りしすぎたような昭和感あふれる顔にされちゃって、先日親孝行なワタクシは父を香港に連れて行ったのですが、空港で父が
「なんねこの眉毛男、きもちわるかねぇー!!」
と指さして叫んだ先に例の昭和顔のスヒョン君。私が父でも「きもちわるかー」と言いたくなるダサ顔です。
ダサ顔といえば韓流スターの日本公式サイトの写真。日本のおばさん向けに作るからなんだろうけどなんか、ええ!?と思うぐらいダサい。スヒョン君だって韓国じゃこのくらいやれるのに日本じゃこの扱いですし、最近はチョ・ジョンソクという俳優のサイトでこうがこうなってたのに驚きました。日本のおばさんの趣味はどれだけひどいと思われてんだと。やっぱりおばさんなんか一人もいなくなればいいのに(除くワタクシ)。
それはさておき、実は遅まきながらスヒョン君を日本でも売りだそうとする動きが始まりました。彼の前作『太陽を抱く月』が7月13日より韓流王道のNHK地上波で放送開始、10月にはついに主演映画『隠密に偉大に』が『シークレット・ミッション』として大公開!ヘイトコリア渦巻く日本で久々の韓流スター大型ブーストです。さて前髪はどんな形で行くのか、今からそればかり気にしつつ日本での露出を待つことにします。