遅れてきた上海の夏/熱中症あれこれ(その②)

たかが熱中症と侮ることなかれ

前回の続きです。

ひとくちに熱中症といえども、その種類と症状はさまざまです。あまりにも一般的なことばなので理解できているように思いがちですが、原因や予防、対処法を知っているのと知らないのでは、いざというときの対応に大きな差が出ます。真夏のゴルフを安全に楽しむためにも、基本的な知識を頭に入れておきたいところですね。

「熱中症」とは、暑い環境下での活動により、発汗機構や循環系に異常を来して起こる身体適応障害の総称です。体温の上昇、発汗停止、虚脱、痙攣、昏睡などを引き起こし、ときには生命の危険を伴うこともあります。思いのほか症状の進行も早いため、「たかが熱中症」などと決してあなどらないこと。夏のゴルフでは、高温下で長い時間、連続して日差しを浴びるのです。熱中症予防は欠かせないと心得ましょう。

さて、太陽の下での、せっかくの気持ちよいプレーを台無しにしないためにも、熱中症の具体的な症状と対策についてまとめておきます。

1.熱失神
症状:めまい、一時的な失神
原因:皮膚血管の拡張による血圧の低下
対策:涼しい場所での休息、水分の補給

2.熱けいれん
症状:手足のつり、筋肉の痛み、痙攣
原因:大量の発汗による、血液中の塩分濃度の低下
対策:生理食塩水の補給

3.熱疲労
症状:全身の倦怠感、頭痛、吐き気、判断力の低下
原因:脱水症状(体内の水分、塩分の不足)
対策:涼しい場所での休息、水分の補給

4.熱射病
症状:高体温、発汗停止、意識障害、ふらつき、不自然な言動、ショック状態
原因:体温上昇による中枢機能の異常
対策:体温を下げる、医師の診断

特に熱射病の症状が疑われる場合には、緊急を要します。直ちに全身に水をかけたり、濡れタオルを当てたりして身体を冷やしましょう。首すじや脇の下、大腿部の付け根など、大きい血管を冷やすとより効果的です。水分補給も必須。ただし吐き気やおう吐などで水分補給ができない場合には、至急病院に運び医師の診断を仰ぎましょう。

なにはともあれ、カラダに変調が感じられたらまずは涼しい場所で休息をし、水分補給をすることにつきます。特に、ただの水を飲むのではなく、塩分や糖分もバランス良く摂取することが大切です。市販品を上手に活用するのがよいでしょう。また、手作りという方法も。自分の味の好みに合わせて、熱中症対策飲料を自作するのも楽しいかもしれませんね。

◇清涼飲料水の上手な利用の仕方
全国清涼飲料工業会のみもの情報館

◇おいしく手軽に水分補給!熱中症ドリンクを手作りしよう
はてなニュース

こまめな水分補給を心がけると同時に、ただ飲むのではなく、効果的な方法で失われた塩分を摂取することが熱中症対策には必須です。

健康のためのゴルフで、命を危険にさらすことがないよう、万全の対策を持って夏のプレーには臨みたいですね。

クラブユーフォ!管理人・野田道貴