Vol.19 『ティン・カップ』のケビン・コスナーは野心家なのか?ただ無謀なだけか?

こんにちは。
STRコミュニュケーション協会の森松信樹です。

今季最後のメジャー、全米プロゴルフ選手権は前回取り上げたローリー・マキロイが16アンダーで連続優勝しましたね。すごい波に乗っていますね!

マキロイを再び取り上げてもいいのですが、それも面白味がないので、ロイ繋がりということで映画『ティン・カップ』(1996年)のロイ・マカヴォイ役、ケビン・コスナーを今日は診断したいと思います。

ゴルフ映画といえば『ティン・カップ』と、よく名前が上がる作品です。

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【あらすじ】
天才的なゴルフ技術を持ちながら、「安全策」「手堅いプレイ」が嫌いな主人公ロイ。ゴルフ練習場でうだつのあがらないコーチをしていました。そこに精神分析医のモリーがゴルフを習いにやってきます。ロイはモリーに恋をしますが、彼女のボーイフレンドは、なんとプロゴルファー。彼への敵対心から全米オープンに出場することを決めるが、、、。

さて、ケビン・コスナーとロイ・マカヴォイの共通点はあるのでしょうか?

ケビン・コスナー 1955年 1月18日生まれ>

【宿命:我】(生き方。人生のシナリオ)
ひとつの事にじっくり時間をかける努力タイプです。要領は良くないが、決めた目標を必ず達成する信念を持ち、中途放棄はしません。
しかし、協調性に乏しく、他人や組織のペースに合わせようという気にはならない頑固な人です。守りを主体に考え、困難に直面した時、強固な意志力を発揮します。

【心:□4地】(本質。家族や恋人から見た人柄)
いつまでも少年の心を忘れず、若さを保っているユーモアたっぷりの明るい男性。後輩の面倒もよく見る世話好きなお人好しです。
成功を勝ち取る為の努力と駆け引きは誰にも負けず、理想に向かって一直線。ただ好き嫌いが激しく、短絡的に敵を作る事も多く、嫌な相手には容赦なく冷たい態度を取る子供っぽさが玉にキズ。

【頭:△2】(考え方。仕事の時の様子)
決めた事を完璧にやって行きたい精神性が強く、弱音を吐かない。隙の無いパーフェクトな自分を目指し、頑固一徹で気真面目(負けず嫌い)。責任感があり細かい所まで気を配り、教え上手で人の面倒見が良い。

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ケビン・コスナーは役のロイと共通する所がけっこうありますね。

映画が始まってすぐ、アルマジロ歩く田舎のゴルフ場でロイは地元のオヤジ達を前に、サッカーのリフティングの様に、歩きながらアイアンのヘッドでボールを打ち上げつつ話をします(天才的なゴルフ技術)。

また美人のモリーには、とても丁寧に(下心あり?)、スイングをする時は身体のどこを意識するかを教えています。

人に教えるときのようなアウトプットは、頭の部分です。「△2」は完璧さを求めるので細かいところまで気になります。こだわりが強く、他人にもそのことを押し付けるところもあります。

そんなロイにキャディの話がライバルから入ります。お金が欲しいロイはその話を受けました。キャディをするなかでロイは、ライバルの消極的なショットに苛立ち、自分なら目の前の池を越えてグリーンに届くと豪語します。一緒にラウンドしていた選手たちは、本当に届くかどうか賭けをする始末。キレやすいロイの性格がライバルの怒りを買い、とうとうクビになってしまいます。

心の「□4」は勝負事やお金に関することが大好物です。どちらかと言うと長期的なビジョンを持っているタイプです。「□4」は帳尻合わせがとても得意です。

また、頑固さは宿命「我」が出ています。自分が思ったように物ごとをすすめたい「我」ですので、他人の意見はほとんど聞きません。ただ、最後までやりきる信念は大したものです。

なんとか全米オープンに出場し、いよいよ最終ホール。
「我」自分のやり方をまげない
「□4」勝ちにこだわり続ける
「△2」かっこいい完璧なショットを打ちたい
が混じりあい、クライマックスの壮絶なシーンとなります。

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年)しかり、ホイットニー・ヒューストンとのボディガード(1992年)しかり、「不屈の精神」というのがピッタリな、ケビン・コスナーの性格ですね。

ゴルファーとしてのロイは、やっぱり尊敬できませんが、憎めないキャラですよね。観たことのない方は、ぜひ反面教師として「ティン・カップ」観てみてください。

いかがだったでしょうか?

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STRコミュニュケーション協会

それではまた来週。

STRコミュニュケーション協会CIO・森松信樹
義□1海△1△1H60 2009年の皆既日食を見に、わざわざ宝島に行ったのに、雨で見れなかったぐらいの雨男。 STRの無料診断はこちらから http://str.jp.net/