こんにちは。STRコミュニュケーション協会の森松信樹です。

過ごしやすい季節になりました、身体を動かすのがとっても気持ち良いですね。もうすぐ国慶節の連休になりますが、連日ゴルフをしに行く方はどれくらいいらっしゃるでしょうか？　僕は旅行の予定もなく、インドアでじっくり読書の秋にしたいと思ってます。

さて今日は、懐かしいアニメを取り上げたいと思います。ゴルファーなら一度は試してみようと思う「旗つつみ」でお馴染み
『プロゴルファー猿』です。猿こと猿谷猿丸と、原作者の藤子不二雄Ⓐ（安孫子 素雄）さんについて、今回は分析をしてみます。

『プロゴルファー猿』が週刊少年サンデーで連載が始まったのは昭和49年（1974年）なので、まだ僕は生まれてません。少年誌でゴルフが題材になったのは、プロゴルファー猿が一番最初のようです。

昭和60年（1985年）に始まったアニメが記憶に残っています。オープニングはこんな感じです↓
https://www.youtube.com/watch?v=g9WAihiiG6o

Wikipediaを読んでいたら、猿の誕生日が偶然にも載っていたので、それを元にした診断をしたいと思います。

＜猿谷 猿丸 1963年3月10日生まれ＞
【心：□2海】（本質。家族や恋人から見た人柄）
幅広い人間関係を円満に保つ事が出来る、バランスの取れた男性。偏りのない常識的な言動が、みんなを引き寄せる魅力の一つです。

【頭：△4】（考え方。仕事の時の様子）
努力は天才に勝るを地で行く、人知れずの頑張りやで影の努力家。何かに打ち込む事を見つけ、その道のプロを目指す職人気質。

【適応値：L24】（ストレスの受けやすさ）
ストレスを溜めやすい傾向にあり、発散することが苦手です。

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「猿」は5人姉弟の長男で、6歳からゴルフを始めます。コブ状になっている木の根を利用して作った特製のクラブで、賭けゴルファーとして様々なプロと勝負を繰り広げます。

勝負事に熱くなるのは心「□２」の特徴です。一度決めた事に対しては、何が何でもやり遂げる実行力があります。

「□２」は優しい面もあるのですが、漫画では母親を温泉旅行に連れて行くことはあっても、姉弟たちにはお小遣いなどあげず、勝ち取った賞金に執着しています。

また、道具へのこだわりや、こっそりと猛特訓するところは頭の「△4」の特徴です。細かい所に気がつき、改善をしようと思いますが、それを他人には悟られないように、見えない所で努力をします。

「猿」の必殺技「旗つつみ」は、原作者の安孫子さんがゴルフをプレーした際、アプローチショットのとき偶然にも旗に当たったのがヒントになったようです。岩にボールをぶつけ、跳ね返りで狙ったところにボールを落とす「岩返し」も安孫子さんの経験らしいです。

では続いて、藤子不二雄さん両名の診断もしてみましょう。

＜藤子 不二雄 Ⓐ（安孫子 素雄）　1934年3月10日生まれ＞
【宿命：義】（生き方。人生のシナリオ）
義理人情に厚くて、困っている人を見過ごしたり出来ない、大変面倒見の良い人です。思考も行動も現実的で、過去も未来も現実の為なのです。現実に対応する処理能力はピカイチで、頭の回転も速い。

【心：○1鉄】（本質。家族や恋人から見た人柄）
自分をアピールするのは苦手なのに、自然と誰からも愛され可愛がられる男性。古風で上下関係や礼儀作法にも厳しいので、年齢に問わず人気が高いです。少し八方美人な所もありますが、本来は真面目で素直、良い意味で世渡り上手ではないので、年を重ねていくと角が取れ、温厚な徳を備えた人物に成長します。

＜藤子・F・不二雄（藤本 弘）　1933年12月1日生まれ＞
【宿命：夢】（生き方。人生のシナリオ）
鋭い感性とデリケートで傷つきやすい神経を持ったロマンティストです。心の奥には深い慈悲の気持ちがありますが、涙もろいくせに反抗心も強く、周囲を手こずらせる事も。自分の考えや主張を伝える能力に優れ、ユニークな発想を持っています。

【心：○1金】（本質。家族や恋人から見た人柄）
誰にでも親切で柔和な男性。少し考え方に甘い所がありますが、自分には絶対的な自信があるので、意地と度胸でみんなを引っ張って行きます。嘘のつけない一本気な性格なので、年上からも可愛がられ、バックアップをしてもらえます。好き嫌いがハッキリしているので、広く浅くの友好関係よりも、深く狭くを心がけています。

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ふたりとも心が「○1」同士でした。アイデアマンで、いままで無かった付加価値をつけることや、至らない点を直したりするのが得意です。誰からも愛される正直者ですから、ダマされやすいです。

小学校時代から漫画家を目指し、切磋琢磨しあってきた二人の関係性は「ライバル」でした。価値観が同じですので、余計に相手の良い所、悪い所が見え、負けじと張り合ったのでしょう。

連載43年をかけ2013年に完結した「まんが道」には、二人の出会いから手塚治虫先生訪問、漫画家デビュー、トキワ荘時代、恋愛模様などが書かれていますので、もしマンガ喫茶で見つけたら読んでみてください。社会経験の少ない二人が荒波に揉まれ葛藤する様子がよく分かりますよ。

また、二人の方向性が違ってきたのは宿命の影響があったようです。安孫子さんの「義」が現実を見つめるのに対して、藤本さんの「夢」は空想の中を漂う考え方をします。

今回とりあげた『プロゴルファー猿』や『怪物くん』『笑ゥせぇるすまん』など、善悪がはっきりしていたり、ブラックユーモアがある作品を描く安孫子さんから見たら、藤本さんのドラえもん、キテレツ大百科みたいなファンタジーは物足りなさがあったのでしょう。

現在80歳の安孫子さん、まだまだゴルフを楽しんでいるんでしょうか？　以外とWii用ソフト「プロゴルファー猿」で遊んでいたりして（笑）

いかがだったでしょうか？

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それではまた来週。