工場エリアからベッドタウンへ
変わりゆく宝山の風景
ほんの数年前までは、殺風景な工業地帯が広がるばかりだった上海市北部の宝山地区。それが最近では、地下鉄の整備と並行して、すっかりベッドタウンの様相を呈してきた。中でも7号線の終着駅である美蘭湖付近は、政府主導の開発により、一大リゾートエリアとして開花しつつある。
2004年、まずは「サウスレイクコース」の18ホールで開業した美蘭湖ゴルフクラブ。翌年、メンバー専用の「フォレストコース」をオープンさせ、2010年の夏前まではこの体制で営業を続けてきた。その間、会員向けのフォレストコースは上海でも有数の名コースとして高く評価されていたものの、ビジターでもラウンドが可能だったレイクコースはレイアウトが単調でやや面白みに欠け、一ランク落ちるという格付けをされるのが一般的だった。つまり、ビジタープレイヤーにとっては、美蘭湖の評価は「そこそこ」でしかなかったのである。
ところが2010年夏、「世界的なトーナメントを招待できるコースに」との号令のもと、そのレイクコースをいったんクローズさせ、ジャック・ニクラウスの手による大改修が入る。
こうして2011年、生まれ変わったのが現在の「マスターコース」であり、ヨーロピアンツアー・BMWマスターズの舞台にもなっている。いまではこちらがメンバーオンリーとなり、かつての会員専用だったフォレストコースがビジターにも開放されるようになった。
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フォレストコースも改修に
元来名コースとして評価の高かったフォレストコースが、いわば「降りてきた」状態でビジタープレイヤーでも回れるようになった。文字通り、樹齢を重ねた木々にセパレートされた森林コースは、料金は決して親しみやすいものではないけれど、それに見合った美しい景観を楽しめていた。ところが、美蘭湖の進化はここでは終わらなかった。2013年冬より、フォレストコースにも改修の手が入ったのだ。
フォレスト→ゴールデンベア
帰ってきたフォレストコースは、「金熊」コースとして、進化を遂げた。的確に配置されたバンカーやハザード。ナイス・ショットに褒美を与えるコースレイアウトは、全てのゴルファーを満足させるに違いない。
「上海に住んでました」と帰国後に語るとき、このコースは話題のスパイスとして、なくてはならない存在なのかもしれない。
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