佐賀ですが、何か?
先週、所用あって九州に行っておりました。
東京に帰るときには成田だろうが羽田だろうがJALもしくはANAのお世話になることがほとんどですが、生憎九州へは現在中華系しか飛んでおりません。したがって、MU(中国東方航空)もしくはCA(中国国際航空/福岡便のみ)の二択になります。東京行きなら日系に比べ中華系の方が安い、というのがありますが、九州路線は日系の競合がない(しかも福岡以外はMUの独占)ので、運賃がかなり強気です。中華系に乗るのに高い、という、利用者にとってはなんとも釈然としない設定なのです。。
確かに福岡空港は地下鉄直結で便利なことこのうえないわけですが、上海ー福岡線はそういった状況なので安くない。せっかく気軽に帰れる時間/距離なのに、運賃の面で二の足を踏んでしまう。
そんなときには、春秋航空です。
佐賀空港という、どうにも微妙な行き先にはなってしまいますが、今回の帰国では燃油サーチャージやら空港利用税やらの諸費用全部込み込みで22,000円くらいでした。人民元にすると1,300元ちょっと。日系を利用して東京に帰るときの諸費用だけで最近はそれくらいするので、感覚的にはタダだといってしまうと大げさかもですが、それくらいのインパクトのある料金設定です。
春秋航空公式サイト(日本語対応)
もし最安値で買うことができれば、運賃自体は片道たったの3,000円。オンラインでカンタンに予約ができて、しかも日本語対応。LCCではありますが、ほかの中華系のどのサイトよりも日本人にとっては使いやすくできていて、決済までもいたってスムーズ。本当に便利です。
では、実際に乗ってみるとどうなのか。確かに機内は極めてシンプル。映画も音楽もありませんし、水を含め飲食はすべて有料です。もちろんビールやらワインやらをタダでもらってほろ酔いになる、なんていう贅沢はできません。中長距離ならちょっと辛いかもですが、上海ー佐賀なら1時間半ほど。うとうとする間もなく着いてしまう時間です。安さこそが最大のメリットだといえるでしょう。
乗り心地についても、案外悪くないのです。機材自体は新しいので、キャビン内は極めて清潔。シートピッチは狭いといえば狭いですが、小柄な管理人にとってはなんの不都合もありません。おまけに、前席の下部は完全な空間になっているので、実は足がしっかりと伸ばせます。LCCだから窮屈、という感じはしない気がするのはおまえがチビだからだ、と言われれば反論のしようがありませんが、別にいいじゃん、狭くないじゃん、というのが利用しての正直な感想でしょうか。
そんなわけで、このところ九州に用事があることが増えたのですが、割高感のある福岡便よりも、春秋航空の佐賀便をすっかり愛用しています。以前は佐賀空港からいったん佐賀駅に出る必要がありましたが、いまでは天神または博多駅まで直通バスが出ています。1,650円なので、福岡空港からタクシーに乗ったと思えば安いものですね(福岡空港は便利だけれど国際線のアクセスは若干面倒くさいので)。
佐賀空港についてはいろいろと思うところがありますが、それはまたいずれ。