▼2015年5月24日、30日、31日/シルポートゴルフクラブ西・北コース/参加者517名
神戸大、悲願の初優勝。
単独校として初めてJAL杯関西へ!
5月24日・30日・31日の3日間に渡り繰り広げられた第16回JAL杯・上海大学対抗ゴルフ大会は、神戸大学が初めての栄冠に輝きました。
昨年はダークホースの東京外大がまさかの優勝を果たしたほか、これまであまり上位に食い込むことのなかった上智や拓殖などの少人数チームが躍進を見せ、これまでのように大規模の常連チームが安定的に上位を占めていた時代から、何が起こるかわからない戦国時代にいよいよ突入した感のある大学対抗。今回も、下位校から順位が発表される中、ディフェンディングチャンピオンが32位に沈むなど、予測のつかない表彰式となりました。
会場がどよめいたのは、前回東京外大と優勝を争った早稲田が、トップ10の発表でまず最初に呼ばれた瞬間でした。本大会には最大数の49名を送り込み、万全の体制で勝利をもぎ取りに来ましたが、まさかの2ケタ順位に沈み、呆然とする場面が。
これで優勝争いは、まったくわからなくなりました。
6位までの発表が終わった時点で、残る5校は壇上にて校歌を歌う権利を獲得。昨年順位でいえば、3位の上智、4位の神戸、7位の法政、9位の慶応、そして24位ながら対外試合で好調が続く近畿連合と、どこが勝ってもおかしくない状況が揃いました。
まず最初にコールされたのが、過去最多タイ、4度の優勝を誇る慶応。6大会ぶりの王座奪還に向け、早稲田に続く46名を送り挑みましたが、今年も勝利には手が届きませんでした。続いて法政。強豪揃いの東京六大学の中では堂々のトップ。6月末の六大学対抗につなげる戦いとなりました。そして3位には上智。昨年につづいてのトップ3キープに、いよいよ強豪校としての風格が漂ってきたでしょうか。
残すところ2校、もはや貫禄さえ感じさせる漆黒のユニフォームで他を寄せ付けない戦いをする近畿連合か、単独校として初の関西勢優勝を目論む古豪神戸か————。
そして見事栄冠を勝ち取ったのは、神戸大学でした。出場14度のうち、9度のトップ10入りを記録している強豪が、16回大会にして初の勝利に。これでようやく、単独校としては初めて、関西勢がJAL杯を手にしました。
準優勝となった近畿連合は、14名中、70台2名を含む10名が100を切ってくるなど、実力巧者の名に恥じぬ戦いぶり。勝利には一歩届かないながらも堂々の2位を獲得しました。
昨年に続き、500名を越える参加者が結集した第16回大会。相次ぐ駐在員の帰国や異動により各チームともメンバー構成は激変し、規定の5名を集めらず参加を断念するチームも発生するなど、参加校は前年より2つ減り38団体となりました。人数も30名ほど減少はしたものの、相変わらずギネス級のイベントであることには変わりなく、3日4グループに分かれての本大会も例年通り、華やかに盛り上がりました。
大会後の速報として以下、各校順位と写真を公開いたします。
※氏名は敬称略
大学(団体)/ネットスコア
①神戸 73.95
②近畿連合 74.14
③上智 75.13
④法政 75.18
⑤慶応 75.19
⑥拓殖 75.20
⑦東京 75.51
⑧学習院 75.53
⑨関西学院 75.57
⑩早稲田 75.66
⑪大阪外語 75.80
⑫中央 75.89
⑬立命館 76.15
⑭関西 76.22
⑮一橋 76.26
⑯九州 76.40
⑰同志社 76.49
⑱信州 76.58
⑲西南学院 76.80
⑳明治 76.98
㉑京都 77.02
㉒商船連合 77.07
㉓明治学院 77.17
㉔立教 77.44
㉕北海道 77.55
㉖東北 77.80
㉗京都産業 77.87
㉘青山学院 77.90
㉙大阪市立 77.90
㉚成蹊学園 78.18
㉛名古屋 78.38
㉜東京外国語 78.63
㉝日本 78.63
㉞女子大連合 78.97
㉟麗澤 79.00
㊱九州連合 79.80
㊲横浜国立 81.03
㊳大阪 82.57
※参加38団体
第16回大会代表幹事団:東京外国語、大阪、日本航空、大薗治夫(一橋)
司会:山下隆司(東京外国語)、越智秀一郎(大阪)
サポート校:早稲田