今回のテーマ:一杆进洞
老師:少しは上達したんですか?
N:このところ忙しすぎて、ゴルフどころじゃありません。このままじゃうまくなるどころかヘタになりそうです。
老師:まあ、やったところでうまくなるわけでもないですしね。
N:それはそうと、こないだ夢のな中でホールインワンをやりました。
老師:夢は自由でいいですね。
N:なぜかロングホールでしたけどね。追い風に乗ってグリーン手前から転がって、カップに吸い込まれていきました。
老師:「一杆进洞」ですね。
N:中国語ではそういうんですか。
老師:一打で穴に入る、ということでしょうか。
N:入った瞬間に、知り合いやら親戚やらが一斉に押しかけてきて、すごい勢いでご祝儀を要求されました。保険に入っとくべきだった……と。
老師:なんだかスケールの小さい夢ですね。
N:やっぱりゴルフ保険にはちゃんと入っておくべきだという、深い教訓めいた夢ですよ。
老師:夢の中でくらい気持ちよく終われないものですかね。
N:まあ、小心者なので仕方ないです。
老師:そんなんじゃキャディさんにモテないですよ。せめてキャディさんにはご祝儀あげてくださいね。
N:やはりそんなもんでしょうか。
老師:そんなもんだと思いますよ。
N:うーん、何をあげれば……。
老師:そんな心配より練習した方がいいですよ。
N:……。
教わる人:編集N
幸か不幸か片言の中国語で生きながらえてきてしまった中国6年生。
老師:薛凤丽(シュエ・フォンリー)
ライチ中国語教室塾長。中国講師歴4年。
時には優しく、時には厳しくがモットー。