今回のテーマ:請帮我〜?
老師:あれ、生徒さんが代わりましたね。
編集N:ゴルフ雑誌を作りながらいろいろ知らないことがあるのも問題なので自分で習うことにしました。
老師:いい心がけです。
N:今日はやさしいですね。
老師:いつもやさしいですよ。
N:そうでしたね。ええと、このコーナーのテーマは「キャディさんとお話できるようになる」なんですが、キャディさんにはどうしたら好かれるでしょうか?
老師:いつも嫌われてるんですか?
N:違います! 1日一緒に過ごすパートナーですから、仲良くしたいだけです。
老師:それなら丁寧に接することですね。
N:んー、具体的には?
老師:じゃあ、ドライバーを渡してもらう時に、いつも何と言ってますか?
N:「給我1号木」。
老師:だからダメなんですよ。
N:え……
老師:「給我」は、どちらかといえば上から目線の命令口調。だから嫌われるんです。
N:いや、別に嫌われてるわけでは……
老師:次のラウンドでは「請帮我拿1号木」って言ってみるといいですよ。そうすれば「ああ、この人いい人だ」って思ってくれるかもしれません。運がよければ。
N:なるほど。それは丁寧な言い方なんですね?
老師:「帮」というのは助けるというニュアンス。この場合「ドライバーを取ってもらえますか?」ってお願いする感じ。キャディさんへの敬意が伝わるはずです。一方「給我」だと、「ドライバーよこせ」って言ってるようなもんです。
N:そうか! 次から試してみます!
教わる人:編集N
幸か不幸か片言の中国語で生きながらえてきてしまった中国6年生。
老師:薛凤丽(シュエ・フォンリー)
ライチ中国語教室塾長。中国講師歴4年。
時には優しく、時には厳しくがモットー。
* * *
キャディさんはわれわれのプレーを助けてくれる大切な味方。1日一緒にいるのだから、パートナーとしてきちんとふるまいたいもの。ただ会話をするだけでなく、失礼に当たらないようにする心遣いが今回のテーマでした。