なにを考えても寒さのことばかり

「しもやけ」と「凍瘡」

土曜日ですが、中国的には本日「振替出勤日」。
昨日から来週の金曜まで、世間一般は年明け早々の8連勤です。もっともうちのようなやくざな会社は、土日関係なく営業中なので、出勤なのは特殊なカレンダーのせいではまったくありません。

さて、今日は何を書こうかね、とネタを思い浮かべても、毎日毎日「寒いなあ」ということば以外にに浮かんでこないのです。それくらい、今年の上海は寒い。

外が寒いのはまあ仕方ないんですが、上海の場合は室内がとにかく冷える。エアコンだけではまったく部屋が暖まらなくて、足下に温風機的なものがないとろくに仕事ができないくらい。Macのアルミの筐体のパームレストのところが冷たすぎて、室内でも手袋をしているくらい。

手足の冷えが、とにかく辛いのです。どうも最近左足の人差し指が痛がゆいなあと思っていたら、なんとしもやけを発見。こどものころは毎年足の指を紫色に腫れ上がらせていたものですが、中学校に上がる頃からか、いつしかしもやけに悩まされることはなくなり、ああ、もう大人になったんだなあ、と少し寂しい気分になったものでした。でも、37のおっさんになってもなるときはなるんですね、しもやけ。

ところで、しもやけっていうと可愛い感じがしますが、別名・凍瘡ともいうそうで、こう書いちゃうと凍傷とあんまり変わらない、かなり深刻な症状に思えます。そういえば、最近右手の薬指と小指にひび割れがあって、ゴルフのときにけっこう辛いのですが、これも調べてみたところしもやけと関連性があるとか。

日ごろの不摂生が血行不良を起こしているのでしょうか。ビタミンEを多めに摂取すべしとのことなので、ビタミンEとはなんじゃいなと調べてみたらアーモンドなどの豆製品やマヨネーズをたくさん食べなさいと。うーん、酒のつまみに日常的に摂っている(むしろ摂り過ぎている)気がするのになんだろう、何がいけないのか。

幼いころは毎年つらい思いをしてきたしもやけですが、こたつの中で父親に足の指をもんでもらうのがとにかく毎日の楽しみでした。冬の家族団らんを思い返すと、自分にとっては「父のしもやけもみ」だというくらい。こたつでごろごろ、テレビをみながらもみもみと。日曜洋画劇場でダーティ・ハリーが44マグナムをぶっぱなす瞬間に父の指に力が入って悲鳴をあげたりとか。そんな話を、先日用事があって実家に電話をかけたときに父に話したら「おれも今年しもやけになったぞ」とのこと。

65のじじいでもしもやけができるんですね。勉強になります。
今年例年になく寒いのは、上海でなく、日本も同じでしょうか。