中国のネット事情

ああ、またか、というあきらめもあるけれど

昨日より、中国ではLINEにアクセスができなくなったようです。いろいろな説がありますが、和製サービスであるLINEにこのような措置がいま取られるということは、集団的自衛権にまつわる閣議決定が、その要因とは無縁ではないと考えられるのでしょうか。それともただの一時的な技術的トラブルでしょうか(そんなことねえよな)。

あるいは、このところ話題になっているLINEアカウント乗っ取り問題に手を入れるべく、中国からのアクセスをブロックしたのか、という気もしないでもありません。政治的にきな臭いニュースが出たタイミングでやっておけば、中国側の規制だという扱われ方をするはずなので、その間に集中的にメンテナンスをしているんじゃないか、と考えるのは穿った見方でしょうか(ええ、これはたぶん考えすぎだと思いますが)。

とはいえ、LINEだけでなく、日本の報道では「中国版LINE」などと書かれる微信(Wechat)も、決して規制・検閲と無縁ではなく、揺れ動いているようですし、本当のところはよくわかりません。
中国版LINEの規制強化か 市民らのアカウント大量閉鎖(47NEWS)

さらに、日本語版のLINEと、中国簡体字版である「LIANWO/連我」は、別物だという話もあります。
中国人が「LINE」を使うと検閲がかかる!? その仕組みは……(ascii.jp)

lianwo

中国語版ではすでにしっかりと検閲がかけられており、いまさらブロックしてどうこうするような話じゃないんじゃないかという気もします。
「LINE」中国版で“検閲” 「本土のレギュレーションに従って提供」(ITmediaニュース)

さておき、いまさっとサンドイッチをかじりながら調べた範囲のことだし、こういった分野にはまったく疎いので真実はどういうことか定かではありませんが、どっちにしろ現時点において中国では(少なくとも上海では)LINEが普通には使えない状態にあります。

いまはVPNという便利なツールがあるので、これさえ通せば中国が世界に誇るネット検閲システム「グレートファイヤーウォール」をかいくぐって規制サービスを利用することも可能ですが、不便極まりない状況であることには変わりがありません。

そもそも回線速度が異様に遅く、体感的には昔のISDNでインターネットをしているような毎日が続く中、こうしてまたひとつ、自由には使えなくなるツールが出てきてしまうことには本当にうんざりします。そんだけ検閲してれば、そりゃあ速度だって遅くなるでしょうし、遅いうえにブロックまでされてしまうのだから、本当にこの国のネット事情というのにはいまさらながらため息しかありません。

こういうことを書き残すのも、実はあんまり好ましいことではないのでしょうが。ふぅ。

クラブユーフォ!管理人・野田道貴